BUMP OF CHICKENの『パレード』とMOTOO FUJIWARAの『finish the promise』
BUMPファンなら、彼らの楽曲が今と昔で曲調が変わってきたことに不満もしくは期待を抱いている人が多いと思います。ボクはどちらかというと昔のシンプルな4人のメロディーと遠回しな表現や物語のような歌詞が好きでした。しかし、『テイルズ オブ ジ アビス』の藤君が書き下ろしたBGMである『MOTOO FUJIWARA(基央藤原)』で2006年にリリースしている『SONG FOR TALES OF THE ABYSS』を聴くと『finish the promise』と『パレード』のメロディーが似ていることに気づきました。
『SONG FOR TALES OF THE ABYSS』には、升秀雄のコメントと藤君の一曲ずつのコメントが記載されています(他にナムコや音楽文化ライターのコメントもあります)。その中でボクが注目した部分を抜粋させて頂きます。
升秀夫:...... 彼のそばに居る僕は、藤原基央という作曲家がある特定のジャンルにこだわって音楽を作っているわけではなく、鳴らされる場面、鳴らす形態が何であろうとも、いつも「いい曲」を作ろうとしてきただけなのを知っている。...... BUMP OF CHICKENの楽曲は藤原が作詞、作曲し、そこから全員でそれに向かい合い、一つの作品になっていく。その結果、最終的に世に出るものは「BUMP OF CHICKENの」楽曲ということになる、しかしながら、最初に、彼が僕らに楽曲を持ってくる段階ではこれはまだ「BUMP OF CHICKENの」楽曲ではなく。「藤原基央の」楽曲である。...... このアルバムは、そんなシーケンサーの使い手でもある藤原基央という作曲家が生んだ、バンドという形態では決して鳴らすことができなかった、打ち込み主体の楽曲群である。......
そして2016年、『Butterflies』では打ち込みの曲が前面的なアルバムをリリースしました。バンドという殻を破ったアルバムであり、藤君が秘めていた個性がバンドを通じて現れた作品であると思いました。結果、BUMP OF CHICKENは本質的には変わっていない!いままでバンドとして表現することをためらっていたジャンルに4人で向かうことができた!という解釈に至りました。音楽文化ライター佐伯明「finish of promise」についてのコメント:...... 藤原は「バンドでは、絶対こんなことできないじゃないすか、バイオリンとかもそうなんですけど、打ち込みならではっていうのもあっていいんじゃないかなって」と発言した。演奏し歌うことだけではない、もっと違う方法で音楽を作ることを実践したのである。
余談ですが、現在アニメの『テイルズ オブ ジ アビス』がBS11で水曜日AM0:30から放送されています。ゲームの方もまたプレイしたくなりました。プレイすれば『カルマ』の曲について理解が深まります。(注:ゲームはクリアするのに結構時間がかかりました。初めてプレイするなら3DSの方が持ち運べるしロード時間短くていいかも。)
良さが伝わるように、共感してもらえるように、
そんな思いで書いていきたいと思います。
初めてのブログなので慣れるところから!
少しずつ内容を充実させようと思いまーす(やる気)